2月の航空貨物、前2カ月に比べ需要減退幅が半分に

　19年2月需要を2.9％上回る、8カ月ぶりにコロナ前超え

　国際航空運送協会（IATA）がまとめた今年2月の世界の航空貨物市場のデータによれば、航空貨物需要を表すCTKは、対前年同月比7.5％減少。このうち、国際線貨物需要は8.3％減となるなど、依然として前年実績を下回る傾向が続いていることが明らかになった。
　ただ、前2カ月（12月・1月）に見られた年間減少率は-14.9％と-15.3％であったことを考慮すると、減少幅は約半分と小幅なものに。これにより、2月の航空貨物需要は、パンデミック発生前の水準（2019年2月）を2.9％上回り、8カ月ぶりにパンデミック前の水準を上回ったことになる。