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2018.03.23

WING

ジャパン・ドローンが幕張で開幕

物流ドローン元年、業界の期待大きく

 空の産業革命ツールとして、多産業から期待の高いドローンの関連企業が一堂に会した、ジャパン・ドローン2018が、千葉県の幕張メッセで3月22日、3日間の日程で開幕した。日本のドローン技術を世界に発信すると共に、ベンチャー企業の多いドローン産業にとっての実践的な商談の場とすることが狙いだ。2018年は「物流ドローン元年」として、ドローンがいよいよ大本命である物流分野へと進出することが見込まれている年。集まった業界関係者の鼻息も荒い。
 首相官邸にドローンが不時着して、どちらかといえばマイナス・イメージでスタートした日本のドローン産業。落下による危険性やテロで利用されるのではないかなど、「危ないツール」としてのイメージが先行した。しかし、少子高齢化や人口減少などに伴って、様々な業界で人手不足や効率化を求める声が強く、多様な業界が有用性に注目しており、その産業規模は右肩上がりに伸びている様相だ。そうしたなかで迎えたジャパン・ドローンの開催は、今年で3回目。この展示会を主催する一般社団法人日本UAS産業振興協議会によれば、今年は世界8カ国約160社・団体が出展したとのこと。これは過去最大の出展者数になったとのことで、ドローン業界は盛り上がりをみせている。

 

※写真=ジャパン・ドローン2018開会式の様子