秋田発のハルバッハモーターを旅客機やeVTOLに！

　試作品完成、県内2大学とIHIや地元企業が連携

　秋田大学と秋田県立大学、地元秋田県内企業やIHIなどの産学連携研究チームが、航空機搭載用の「ハルバッハモーター」の試作品を完成することに成功した。
　本紙の取材に応じた秋田大学電動化システム共同研究センター研究開発部門長兼大学院理工学研究科の田島克文教授と秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科の小谷光司教授らの研究チームは研究開発を進めている「ハルバッハモーター」について、「秋田県の戦略としてはeVTOLや大型のドローンなどへの適用を目指している」ことを明かした。
　さらに、「将来的に、いま空を飛んでいる単通路機（200席程度）に適用される電動ハイブリッド推進システムへの適用を考えている」として、空飛ぶクルマやドローンのほか、旅客機への適用を目指した研究開発を進めているという。ちなみに、ハイブリッド推進システムを搭載した機体としては、2030年代に実用化することを想定しているとした。