米太平洋艦隊司令官表敬、海軍種間連携強化へ

　活発化する周辺国、日米連携の積み重ね重要

　防衛省は去る4月20日に米太平洋艦隊司令官のサミュエル・パパロ海軍大将の訪問を受け、井野俊郎防衛副大臣や海上幕僚長の酒井良海将らが会談に応じ、厳しく複雑な安全保障環境の中で日米同盟の役割がこれまでにないほど大きくなっていることを確認した。その上で海上自衛隊と米海軍はより連携を深めて、日米同盟を一層強化させるために協力していくことで一致した。

　日本周辺を含むインド太平洋地域は、中国による海洋活動が活発化しており、さらにはロシアとの共同の活動も見られるようになった。さらには北朝鮮によるICBM級を含む弾道ミサイルの発射が頻繁に行われるなど、安全保障環境の複雑さと厳しさが日々増している状況。そのため日米では定期的にコミュニケーションを取って双方の意思疎通を図っている。