記事検索はこちらで→
2018.10.30

WING

SFJ、北九州/中部-台北線が就航開始

国際定期便事業再開、12月初旬まで想定上回る予約

 

 【台北=鈴木賢】スターフライヤー(SFJ)は10月28日、北九州‐台北線、 中部-台北線を新たに就航し、国際線定期便を再就航した。SFJは2012年7月に 初の国際線定期便として、北九州‐釜山線を開設していたが、2014年3月に撤 退。その後、国際チャーターを運航することで、国際定期便事業の再開を模索 していた。
 今回就航した北九州-台北線と中部-台北線のうち、記者は中部発-台北行き の就航初便に搭乗。就航初便となった811便はほぼ満席で、朝早くから大勢の 利用者が中部空港のゲート前は賑わい、それぞれ台北滞在とSFJ便での台北へ のフライトに想いを馳せていた。SFJによれば、中部-台北線は12月初め頃ま で、当初想定の7割から8割ほど予約で埋まっているとのことだ。
 セレモニーの終了後、初便の旅客にはモデルプレーンや手ぬぐいなどの記念 品がプレゼント。初便搭乗に気分が盛り上がるなか、国際線仕様の新造機 JA25MCに搭乗した。
 SFJの国際線仕様機は、国内線仕様の従来機と比べてシートピッチを1インチ 増した35インチに設定。足下空間をより広々と確保したことで、快適な空の旅 を楽しむことができるようにした。加えて、AC電源とUSB電源も足下から、前 席の後面に移動することで、より分かりやすく使いやすい位置にするなど、工 夫を施した。
 さらに、注目の機内食は「和」にこだわった四季折々の味が楽しめるものを 用意。その量は、台湾到着後、現地の美味しい料理を堪能することができるよ う、やや少量にするなどの気遣いも。豚肉のから揚げ黒酢あんかけや紫蘇ごは ん、さらには秋刀魚の蒲焼きなどを楽しむことができ、アルコールとしてビー ルを提供していた。そのほか甘味として、大須ういろの「ういろモナカ」を提 供した。
 初便の旅客は約3時間半のフライトをリラックスして過ごすことができ、台 北への到着はほぼ定刻通り。到着時には桃園国際空港の消防隊による放水によ る歓迎によって迎えられた。

※写真=就航セレモニーで「朝早く夜遅い」ダイヤの利便性を説くSFJ常務取 締役の柴田隆氏

※写真=早朝にも係わらず多くの旅客が初便に搭乗。中部空港のスターフライ ヤーチェックインカウンター

※写真=中部空港で開催した就航セレモニー