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2023.04.24

WING

JALのGW予約、国際線大幅回復で予約2.4倍に

 コロナ禍前の6.5割まで回復、東アジアなど好調

 日本航空(JAL)がまとめた2023年度ゴールデンウイーク期間(2023年4月29日~5月7日)の予約状況は、国際線の提供座席数が前年同期比100.8%増の20万9712席で予約数が137.2%増の14万6380人、予約率が10.7ポイント上昇した69.8%となった。日本を含む各国の水際規制の緩和や、感染症危険度レベルの引下げなどの影響で、コロナ禍前の水準には達していないものの、予約数は前年の約2.4倍と大きく伸長した。全方面で前年の予約数と予約率を上回って好調に推移しており、特に東アジア線では前年の7倍以上、ハワイ・グアム線では4倍以上の予約数となった。
 国際線のうち、特に好調となった東アジア線を見ると座席数が337.7%増の5万6538席で、予約数が666.6%増の3万4971人、予約率が61.9%となった。ハワイ・グアム線では373.7%増の1万8142席で、予約数が328.8%増の1万2448人、予約率が68.6%だった。期間中のピーク日は、日本発が4月29日で予約率が92.7%で、日本着では5月6日の90.3%となった。
 JALはコロナ禍前の比較として、10連休だった2019年同期ではなく、曜日並びが同じ2018年同月と比較して、国際線の座席数が25.8%減、予約数が35.7%減、予約率が11ポイント減になり、6.5割程度まで回復したことを示した。