★JNTO、訪日観光消費拡大へ戦略的なマーケ推進

　持続可能な観光実現へ国内観光関係者との連携強化

　日本政府観光局（JNTO）は4月26日に定例のメディアブリーフィングを開催し、2023年度の活動方針について説明した。23年度は先月末に策定された政府の新たな観光立国推進基本計画で掲げられている持続可能な観光、消費額拡大、地方誘客の3つの柱にあわせて高付加価値旅行者の誘致強化やサステナブルツーリズムの推進など戦略的な訪日マーケティングに取り組む。また地域での受け入れ体制強化や観光資源のさらなる磨き上げに向けて国内観光関係者との連携強化を進めていく。さらに2025年の大阪・関西万博やポストコロナ期を見据えた国際会議やインセンティブ旅行の積極的な誘致に取り組んでいく。JNTOはこれらの施策コロナ禍で大幅に縮小した訪日旅行マーケットの早期回復とさらなる成長を目指していく方針だ。

　訪日外客数、3カ月で2022年実績上回る
　欧米豪が右肩上がりで回復、東アジアは横ばいで推移