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2018.10.31

ウイングトラベル

日本市場拡大などでインバウンド数6位に

メキシコ観光局、日本直行便就航など寄与

 メキシコ観光局は、UNWTO(国連世界観光機関)による「国際観光客到着数」で毎年順位が高まっており、2017年は第6位にランクインした。その要因として、同観光局は航空路線の拡大や新しい観光商品の開設などを挙げ、中でも、アジアで最重要市場の日本が堅調な成長を続けていることを主要要因の一つとして強調した。
 日本からメキシコへの観光客は、今年1-8月の8カ月間で7万8200人に上り、2014年同期比52.1%と5割以上の伸びを記録した。これは、日本−メキシコ間のANA、JAL、アエロメヒコ航空3社の提供席数増加による供給拡大の貢献が大きいとしている。
 メキシコは、2012年には「世界で最も観光客が訪れる国」ランキングで15位だったが、17年にメキシコ訪問者数が3930万人を記録し、17年比で78.7%増加して今回順位を上げた。
 これについてメキシコ観光局は、多面的な取り組みを通して、メキシコの魅力を世界に向けて発信し続けてきた成果としている。現在、メキシコの観光産業は国内GDPの8.7%を占め、国際観光収入は213億米ドル、1000万件の雇用機会を創出している。

 

※写真=チチェン・イッツァのマヤ遺跡