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2023.05.09

WING

エアバス第1四半期、純利益が62%の大幅減益に

 サプライチェーン問題など影響

 エアバスは5月4日(アムステルダム現地時間)、2023年第1四半期(1-3月期)の連結決算を発表した。それによると、連結売上高は117億6300万ユーロ(22年第1四半期:120億ユーロ)と、2%の減収に。調整後EBITは39%減少した7億7300万ユーロ、純利益は62%減少した4億6600万ユーロと、大幅な減益となった。
 エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は「第1四半期はとくに民間航空機に対する強い需要が確認された」ことに触れ、「当社は127機の民間航空機を納入した」ことを振り返った。さらに、「当四半期はヘリコプターの好調な業績も寄与した」ことにも言及した。
 パンデミックからの回復によって、エアバス製民間航空機で需要が高まる一方で、パンデミック下で航空業界から離れてしまった人手不足など、サプライチェーン問題に直面している。