★ウェルネスツーリズムの浸透に向け活発な動き

　自治体や医療機関などが展示会で多彩な提案

　コロナ禍での消費者の意識変化に合わせて、ポストコロナ期の新たな旅のスタイルとして注目されているのが、心身のケアと旅を組み合わせた「ウェルネスツーリズム」だ。5月10〜12日にかけて東京ビッグサイトで開催された「国際ウェルネスツーリズムEXPO」では、温泉やエステなどを身体の癒しに直結した観光素材を始めとして、先端医療と周辺地域の観光を組み合わせた素材や自然の魅力に着目したアドベンチャートラベルなど多彩な切り口でウェルネスツーリズムの提案が行われた。さらに同イベントは企業総務・管理関連の展示会と併催されており、企業の福利厚生の充実や働き方改革といった新たなワークスタイルの一環としてさまざまな提案も行われるなど、これからの観光における新たな動きを予見させる内容に注目が集まった。

※写真＝初開催となった「国際ウェルネスツーリズムEXPO」には多彩な事業者によるユニークな提案が行われた

　先端医療と地域観光組み合わせた素材訴求
　企業の管理部門に提案する動きにも注目