WING
エアカナダ、A330に大気観測センサー搭載
国際非営利団体IAGOSと提携
エアカナダは民間航空機を気候変動や大気質のグローバルな観測プラットフォームとして活用する国際的な非営利団体「In-Service Aircraft for a Global Observing System」(IAGOS)と提携し、同社が保有するA330-300型機1機に、気候観測用センサーを装備したことを発表した。センサーを搭載したA330は、主として大西洋横断線および大陸横断線を運航する。
同センサーは離陸・巡航・着陸といった各運航フェーズにおいて、オゾン、水蒸気、温室効果ガス、反応性ガス、エアロゾル、雲など、さまざまなパラメータを観測する。飛行中に取得したデータは仏・トゥールーズにあるCNRS(仏国立科学研究センター)の中央データベースに自動的に送信されることになっているという。