★観光の「稼ぐ力」実現に向けたカギとは

　観光白書案を基に有識者が意見交換

　国土交通省は5月18日に交通政策審議会観光分科会(分科会会長＝加藤一誠 慶應義塾大学商学部教授）の第47回目となる会合を開催した。今回は6月中旬の閣議決定を予定している令和5年版の観光白書案について議論が行われた。観光庁から示された白書案ではポストコロナ期の観光振興において求められる持続可能な観光の実現に向けて大きなポイントの1つである観光地や観光産業における「稼ぐ力」について現状と今後の課題について紹介することとしており、今回の会合では稼ぐ力の実現に対して今後注視すべきポイントや観光消費拡大に向けて求められる点などについて有識者から意見が寄せられた。

　新型コロナからの観光回復への動き白書で紹介
　国内3地域の事例を基に稼ぐ力を分析