★ドイツへの日本人渡航者数、当初予測より上振れも

　直近の宿泊数、コロナ前の50%超まで回復

　ドイツ観光局の西山晃アジア地区統括局長・日本支局長は5月24日に都内で開催したプレス発表会でドイツへの日本人訪問客数の見通しについて「当初リカバリー予測として見込んでいたコロナ前の50%回復という水準から上振れするのではないか」という考えを示した。西山局長は今年1〜2月の日本人によるドイツの宿泊数がコロナ前の50%を上回る状況で推移したことを紹介した上で「地政学上の問題など今後客観的なリスクが発生することがなければ、堅調に推移することになるだろう」と述べた。また、今年のプロモーションについては昨年から継続する自然、持続可能な観光に関するテーマに加え、世界遺産を切り口にした取り組みを展開。さらに足元の旅行需要をけん引する富裕層をターゲットとする取り組みに力を入れていく方針だ。

※写真＝今年の日本人渡航者数の見通しなどについて話すドイツ観光局の西山晃アジア地区統括局長・日本支局長

　グローバル渡航者数はコロナ前比8割水準に
　長距離市場では、米国や中東が急回復