ウイングトラベル
★JTB22年度決算、営業損益336億円の黒字転換
国内旅行回復と旅行外事業の伸長が寄与
JTBが5月26日に発表した2023年3月期(2022年度、22年4月〜23年3月)の連結決算は売上高が前期比67.9%増の9779億7700万円、営業損益が48億8000万円円の赤字から336億3600万円の黒字に転換した。営業損益の黒字化は3年ぶりとなった。また経常利益は約10倍増の397億3600万円、当期純利益は5.3%増の299億5800万円となった。コロナ禍で大きく需要が減少した国内旅行の売り上げが回復したことやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業や地域交流事業など旅行業以外の業績が大きく伸びたこと。さらに構造改革による損益分岐点が低下したことなどが今回の実績につながった。2024年3月期については国内・訪日旅行の販売増や海外旅行が一定の回復を見せる一方で、人財関連を始め成長領域に対する投資を加速することから、増収減益を見込む。
国内旅行の売上高、約2.2倍増に
BPO始めとした旅行外事業も35.3%の増収