砕氷艦「しらせ」第60次南極地域観測へ

　海上幕僚監部は11月5日に、砕氷艦「しらせ」による第60次南極地域観測協力を実施すると発表した。今回で60回目となる南極地域観測協力は、11月10日から2019年4月9日までの間行われ、砕氷艦「しらせ」と乗員約180名が参加する。
　「しらせ」の行動としては、11月10日に日本を出港後11月25日にオーストラリア・フリーマントルに寄港、現地で観測隊員77名を乗せて南極・昭和基地に向かい、約1年南極で越冬観測を行ってきた第59次越冬隊と交代、帰路シドニーに寄港して日本に戻る予定となっている。また物資輸送として、往路で約1000トン、復路では約400トンの廃棄物等を持ち帰るほか、支援作業として、船上や野外での観測支援や基地設営支援を行うとのことだ。

※画像＝今回で60回目となる南極地域観測協力、今年も昭和基地に接岸できるか（提供：海上幕僚監部）