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2018.11.06

WING

空自、F-2空中接触事故、相互外観点検時に接触

損傷は軽微、接近しすぎが原因か

 航空幕僚監部は、11月2日に発生したF-2戦闘機の接触事故について事故概要を発表した。
 今回接触事故を起こしたのは、第8航空団(築城)所属のF-2戦闘機2機。同2機は11月2日14:53頃築城基地を離陸、洋上訓練を終了後の相互外観点検を実施中に1番機と2番機の機体の一部が接触した。その後、1番機が16:22頃、2番機が16:30頃に築城基地に着陸している。
 各機の損傷程度は細部調査中であるが、1番機が垂直尾翼上部の一部損傷、2番機が左主翼下のミサイルランチャーの一部損傷と外部燃料タンクに擦り傷となっている。なお事故当時、ミサイルは未搭載だった。
 おそらくは相互外観点検中に誤って接近しすぎた結果の事故とみられ、11月5日時点で部外への被害も確認されていないとのことだ。