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2018.11.06

WING

アリアンスペース、インド、韓国の衛星打上げへ

12月初旬、アリアン5で同時に静止軌道に

 アリアンスペースはこのほど、12月初旬に打上げ予定の次のアリアン5ロケットが、インド宇宙研究機構(ISRO)のGSAT-11通信衛星と韓国航空宇宙研究院(KARI)のCOMPSAT-2A多目的地球観測衛星の2機の静止軌道衛星を搭載すると明らかにした。両は既に10月末にフランス領ギアナに空輸され、到着している。
 GSAT-11はインドで開発された先進的通信衛星で、複数スポット・ビームによりインド本土と周辺の島々をカバーし、現用のINSATまたはGSATに比べてユーザーに著しい優位性をもたらすという。
 一方、GTO-COMPSAT-2Aは主に気象観測と宇宙気象観測に使用される。
 次回のアリアン5ロケットの打上げは、アリアンスペースにとって今年10回目の打上げとなり、アリアンロケット・シリーズでは246回目の打上げとなる。

 

※写真=ギアナ宇宙センターで打上げ準備中のCOMPSAT-2A(提供:アリアンスペース)