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2018.11.06

WING

航空局、飲酒問題で有識者検討会設置へ

体内アルコール上限値やチェック方法を議論

 航空局は11月6日、エアラインパイロットの飲酒で運航に支障を来した事案の発生を受けて、有識者検討会を設置することを決めたことを正式に発表した。同検討会において、航空従事者の飲酒に関する基準などを検討する。主な検討事項は運航乗務員の体内アルコール濃度の上限値や、運航乗務員に対する乗務前アルコールチェック方法、使用機器などについて。さらに、整備士や客室乗務員、運航管理者などの飲酒ルールについても議論する。
 11月中旬を目処に第1回検討会を開き、国内外の状況や課題を整理する。12月中旬にも2回目の会合を開き、運航乗務員に対する飲酒許容量などを定めた基準案を策定し、中間的にとりまとめを行う。それ以降、整備士、客室乗務員、運航管理者などへの飲酒ルールを検討する。