記事検索はこちらで→
2023.07.03

WING

アストロスケール、新本社屋を東京都墨田区に開設

 「はやぶさ」級衛星を4機同時製造、見学施設も

 スペースデブリ除去を目指して研究開発を進めるアストロスケールは6月30日、東京都墨田区(ヒューリック錦糸町コラボツリー)に開設した新本社社屋を報道陣に公開した。この新社屋には「はやぶさ」クラスの衛星を4機同時製造することができるスペースを確保した衛星開発エリアのほか、ミッション管制室を備えているほか、衛星開発の現場を見学することができる見学施設「オービタリウム」(Orbitarium)などを備えている。この「オービタリウム」は、7月5日にオープンする予定で、8月いっぱいまで無料で公開(予約制)する。
 アストロスケールは今年5月に創業10周年を迎えた。この10年間で世界5カ国に展開するなどグローバルで急成長を遂げており、新社屋はグローバル本社としても機能する。
 ヒューリック錦糸町コラボツリーは地上7階建て。敷地面積約2280平米、延床面積7092平米を有する。このビルの1~3階部分をアストロスケールが活用する。

※この記事の概要
 宇宙の持続可能性や軌道サービスを体感
 衛星製造の現場を見学可能

※写真=見学施設「オービタリウム」のエントランス