防衛装備庁、防衛産業の情報保全マニュアル一元化

　透明性・信頼性向上と技術協力の推進に寄与

　防衛装備庁はこのほど、日本の防衛産業保全の透明性・信頼性向上と防衛装備・技術協力推進のため、法令・規則に基づく情報保護措置を一元的に取りまとめた「防衛産業保全マニュアル」（Defense Industrial Security Manual : ダイズム）を整備した。
　国内防衛産業では産業保全の基本的なルールについて、特定秘密保護法などの関係法令と省内規則で整備しているものの、一元的にわかりやすくまとめた文書がこれまで存在していなかった。一方で諸外国の例として、米国では国家産業保全プログラム運用マニュアル（NISPOM）が存在するなど、産業保全のルールを一元的に整理した文書が存在する。そうした海外との差をなくすため、装備庁では同マニュアルの取りまとめを行った。