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世界の航空貨物需要、5月は前年比5.2%減退
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複数経済指標で低迷示す、今年後半は「いくらか改善」
国際航空運送協会(IATA)は今年5月の世界の航空貨物市場のデータを発表した。このなかでIATAは、全体的な航空貨物市況が低迷していることに触れた。
IATAによれば、世界の航空貨物需要を表すCTKは前年同月比で5.2%減退。とくに国際線貨物需要は6%減少した。
その一方、航空貨物搭載スペースの供給量を表すACTKは、対前年同月比14.5%上昇。旅客便の運航便数の回復が進み、旅客便のベリースペースを活用した供給量が大きく増加している様相だ。IATAによれば、現在の供給量はパンデミック発生前の2019年5月の水準を5.9%上回っているとした。