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中国爆撃機等6機が宮古・沖縄間を通過
戦闘機と推定の2機も接近
統合幕僚監部は3月23日、爆撃機、情報収集機、電子戦機合わせて6機の中国機が東シナ海から宮古島・沖縄本島間を通過して太平洋側に往復し、さらに戦闘機と推定される2機が宮古島付近まで接近したことを明らかにした。航空自衛隊南西航空方面隊が戦闘機を緊急発進させて対応したが、領空侵犯はなかった。
中国機の宮古・沖縄間通過は今年になって初めて。
中国機の内訳はH−6爆撃機4機、TU-154情報収集機1機、Y-8電子戦機1機となっており、戦闘機は直接確認できなかったため機種は不明。統幕が公表した行動概要図によれば、各機種はほぼ同一行動を取ったが、TU-154情報収集機は日本の防空識別圏以南まで南下し、復路は西側に寄って再び防空識別圏内に出現した。また、Y-8電子戦機は太平洋上で三角状の航跡を描いて滞空している。
※写真=航空自衛隊が撮影したH-6爆撃機(提供:統合幕僚監部)
※図=3月23日の中国機の行動概要(提供:統合幕僚監部)
※写真=同じくTU-154情報収集機(提供:統合幕僚監部)
※写真=同じくY-8電子戦機。胴体に電子戦用の巨大な膨らみが見える(提供:統合幕僚監部)