ウイングトラベル
★JATA、コンプライアンスで再発防止策を検討
高橋会長、海外旅行は来年2000万人回復目標
日本旅行業協会(JATA)は7月5日、東京・虎ノ門の本部で記者懇談会を開催し、高橋広行会長は、コンプライアンス問題について、「実効性のある再発防止策が不可欠」とし、「さらに踏み込んだ対応策を検討、実行する」考えを示した。また、海外旅行の先行き見通しについては、「2019年比で4割程度の低水準にとどまっており、この先の先行受注動向もスローな動き」だが、「今こそ海外!」キャンペーンの強化、継続実施などにより、来年には2019年レベルの年間2000万人に回復させる目標を改めて示した。また、JATAの重要なテーマとして、(1)SDGsへの対応(2)高付加価値化(3)双方向交流(4)協調と共創の4点を掲げ、事業活動を展開していくことを強調し、「ポストコロナの新しい時代を迎え、JATAとして社会的使命をしっかりと果たしていきたい」と語った。
記者会見には、酒井淳、小谷野悦光、原優二各副会長、百木田康二訪日旅行推進委員会委員長、坂元隆広報委員会委員長、小野弘博宣同副委員長、勅使河原晃子運営役員が同席した。
不正事案の再発防止「取り組みは不十分」
実効性ある再発防止策を検討、実施