東京都市大、混雑環境を可動式デジタルサイネージで制御

　日本工営と共同開発、空港など混雑環境で制御・誘導

　東京都市大学都市生活学部都市生活学科の高柳英明教授は、日本工営、日本工営都市空間と共同で、空港や駅、あるいはテーマパークなどの混雑環境における3様態（平常時・緊急時・復旧時）の人流を、可動式デジタルサイネージを用いて制御・誘導する方法を構築した。
　研究チームはこれまでの人流シミュレーションでは困難であった「平常時・緊急時・復旧時」の3様態を連続的に扱った離散系マルチエージェント人流シミュレーション環境を構築。自由歩行の「平常時」の状態から、災害が発生した「緊急時」、その2～3時間後の「復旧時」に移行するまでの3様態を包括的にシミュレーションすることを可能とした。