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レオナルド、GCAP技術実証の757改修に着手へ
三菱電機らと共同開発「ISANKE&ICS」実証計画
レオナルドは英国国防省から約1億3400万ユーロ(1億1500万ポンド)の契約を獲得し、「GCAP」(グローバル戦闘航空プログラム)向け技術実証飛行試験機(FTA)プロジェクトの第2段階へ踏み込むことを明らかにした。2機目の757型機を購入し、英国の2Excelの手によって空飛ぶ戦闘航空実験室へと改修が施され、日・英・伊3カ国共同で開発を進める「GCAP」に適用する新技術を試験するために活用する計画だ。
「エクスカリバー」と命名されたFTAプログラムでは、英国の「テンペスト」プログラムのパートナーであるBAEシステムズ、ロールス・ロイス、MBDA、英国防省と協力して、プログラム・スケジュールに適合したかたちで、「エクスカリバー」を活用した実証試験を含む、さまざまな試験・実証を実施していくことになる。
レオナルドによると、同社とその国際パートナーが「GCAP」の一環として開発している第6世代ミッション電子システム「ISANKE&ICS」(ISANKE:Integrated Sensing and Non Kinetic Effects、ICS: Integrated Communications System)の実証にも活用されることになる。
※この記事の概要
・第6世代ミッション電子システム「ISANKE&ICS」って?
・「エクスカリバー」の第1フェーズでは何をしたのか? など