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2018.11.07

WING

エアバスヘリ、運航データ共有で安全・効率性向上

AOG回避などにも貢献、世界146運航者データ共有

 エアバス・ヘリコプターズは、世界中のオペレーターの運航データを共有することによって、オペレーターの安全かつ効率的な運航をサポートする取り組みをスタートしている。同社によれば、世界146社・団体の約550機のデータを共有することによって、データ共有を開始したオペレーターは、デジタル化された飛行記録などの分析データサービスに無償でアクセスすることが可能になるとのこと。データ共有することでオペレーターは安全性や運航効率などを高めることができるとしており、交換部品がなく飛ぶことができない、いわゆるAOGを回避することに繋がるとしている。
 エアバス・ヘリコプターズと現在共有されているデータソースは、最新鋭アビオニクスシステム「ヘリオニ クス」、HUMS(Health and Usage Monitoring System)、フリートキーパー・デジタルログブックなどが対象。加えて、MROソフトウェア・プロバイダーであるMRX Systems、Rusada、Ramco、Traxxallとのデータ共有にかかわる契約を締結し、デジタル化された整備データの共有も開始した。

 

※写真=デジタルデータの共有で運航者は安全性・運航効率性を高めることが可能だ(提供:エアバス・ヘリコプターズ)