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2018.11.07

WING

北朝鮮籍船舶「瀬取り」警戒監視に英艦「アーガイル」

外務省発表、年末来航し制裁履行活動に参加へ

 外務省は11月6日、国連安保理決議による北朝鮮籍船舶の「瀬取り」など違法海上活動に対する警戒監視活動の一環として、英国が本年末にフリゲート艦「アーガイル」の東シナ海を含む日本周辺地域に来航する機会に、洋上制裁履行活動に参加することを明らかにした。英国は既に今年フリゲート艦「サザーランド」、揚陸艦「アルビオン」により東シナ海および日本周辺海域での警戒監視活動を実施している。
 日本政府は外務省より北朝鮮の「瀬取り」の実施が強く疑われる行為10回を公表してきた。海上保安庁・海上自衛隊が安保理決議違反を疑われる船舶の情報収集を続けている。米軍も警戒監視を続けているのに加えて、今年は4月下旬から約1ヵ月半、9月中旬から約1ヵ月半の2度にわたり在日米軍嘉手納基地を拠点にカナダ、オーストラリア、ニュージーランドが哨戒機による警戒監視活動を実施した。

 

※写真=日本周辺に来航する英フリゲート艦「アーガイル」(提供:英国防省)