記事検索はこちらで→
2023.07.24

WING

家畜ふん尿がロケット燃料に!インターステラ「ZERO」でも

 根釧地域は住民より牛の数多い、糞尿は土壌汚染・匂い問題も

 

 産業ガス、医療用ガスなどの販売を手掛けるエア・ウォーター北海道とインターステラテクノロジズは7月21日、北海道十勝地方の未利用バイオマスである家畜ふん尿から製造した液化バイオメタン(LBM)を、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の燃料として使用することを決定した。
 液化バイオメタンは、酪農家が保有するバイオガスプラントから発生した未利用バイオガスを回収した後、その主成分であるメタンを分離・精製し、約-160℃で液化したもの。メタンは液化することにより容積を1/600 に圧縮できるため、一度に大量のメタンを輸送することが可能になる。さらに家畜ふん尿が原料のため、カーボンニュートラルな国産エネルギーとしても期待される。

 

※写真=帯広市のLBM製造プラント(提供:エア・ウォーター)

お試し価格で全文公開中