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2023.07.24

WING

BAE、翼長35mの高高度滞空無人機の成層圏飛行成功

 世界の防衛・民間市場に売り込み、

 

 BAE システムズは、同社の高高度滞空型無人航空機システム(HAPS)「PHASA-35」の成層圏飛行試験に成功したことを明らかにした。同社によれば、試験は6月に米ニューメキシコ州で実施された。試験において「PHASA-35」は、24 時間の滞空中に高度 6万6000 フィート(約2万メートル)以上まで上昇し成層圏に到達することに成功。その後、無事着陸した。この試験により、大気圏外における実験用の太陽電池ドローンの性能を評価したという。
 「PHASA-35」はBAE システムズの子会社 Prismatic 社が設計。翼幅35メートル、ペイロード15kgを搭載することが可能。複合材製で、エネルギー管理システム、ソーラーセル、太陽電池アレイなどを搭載しており、日中は電力を蓄電し、夜間は日中に充電式電池に蓄えた電力を使って飛行することができる。

 

※写真=BAEシステムズの子会社が高高度滞空無人機の成層圏飛行に成功(提供:BAEシステムズ)

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