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2023.07.27

WING

航空人材、今後20年で新規で230万人必要に

 ボーイング予測、パイロット65万、CA94万人など

 ボーイングは7月25日(現地時間)、2042年までの今後20年間で、民間航空機の新規の航空人材(パイロット、整備士、客室乗務員)が、およそ計230万人必要になるとの最新予測結果を公表した。このうちパイロットが64万9000人、整備士は69万人、そして客室乗務員が93万8000人必要と分析した。
 新型コロナパンデミックを脱した世界の航空業界だが、一方で人手不足に直面している。今後、更なる回復・成長が見込まれるなか、随所で人手不足が顕在化し、一部で足枷にもなってきていることが実情だ。
 また、アジア太平洋地域などを中心に経済発展が進み、航空機を多用するミドルクラス(中間層)の人口が世界的に拡大、大都市への人口集中などもあって、航空輸送は右肩上がりの成長が見込まれている。ボーイングの予測では今後20年間で、世界の空を飛び回る航空機の数は倍増することが予想されており、その運航を支える大量のスタッフを確保していくことが課題となる。