記事検索はこちらで→
2018.11.07

ウイングトラベル

ユーラシア通期、大幅減益で営業利益100万円

為替や燃油上昇で原価増加、有価証券売却損も

 ユーラシア旅行社が発表した2018年9月期の通期連結決算は、営業収益は前年比4.0%増の54億1600万円の増収だったものの、営業利益は97.8%減の100万円、経常利益は95.0%減の700万円、当期純利益は96.0%減の500万円と、大幅な減益となった。
 欧州や中東等での地政学的リスクの高まりで営業収益は減少の影響を受けているが、前期に比べるとその影響も縮減しつつあり、緩やかな需要回復傾向にある。一方で、為替動向や航空運賃に占める燃油サーチャージの上昇による原価増加があり、収益は微増し、利益面では減少した。
 詳しくみると、営業収益は4.0%増の54億1600万円、営業費用は6.3%増の44億9500万円で、営業総利益は5.9%減の9億2000万円。販売費および一般管理費は0.5%増の9億1900万円に抑制したものの、営業利益は97.8%減の100万円だった。