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2018.11.07

WING

エアバス、A330-800が初飛行成功

19年型式証明取得向け飛行試験開始

 エアバスは11月6日(仏トゥールーズ時間)、開発中のA330-800の飛行試験機(MSN1888)が、初飛行に成功したことを発表した。飛行試験機は現地時間午前10時31分に離陸した後、フランス南西部上空を飛行。飛行時間は4時間4分だった。エアバスによると、A330-800テストプログラムでは約300時間の飛行テストを行い、2019年の型式証明取得を目指す。
 A330-800型機は、A330のエンジンをロールス・ロイス製のTrent7000に換装する、いわゆるA330neoファミリー。A330neoには他に、先行開発された大型のA330-900も製品ラインナップに加わっている。ちなみにA330-900が初飛行したのは、昨年10月のことで、まもなく運用が開始される予定だ。
 なお、A330-900は標準で3クラス制の最大287席を装備することが可能で、今回初飛行を達成したA330-800は、3クラス制で257席を装備する。9月末時点で A330neoファミリーは13社から合計224機の受注を獲得するなど、好調な受注を積み重ねている。

 

※写真=A330-800が初飛行に成功(提供:エアバス)