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2023.07.31

WING

ANA第1四半期、需要旺盛で純利益306億円と好発進

 中堀CFO、「中計初年度、良好なスタート切った」

 

 全日本空輸(ANA)が7月28日に発表した2024年3月期第1四半期決算(4-6月)によると、売上高は前年同期比1106億円増加した4610億円と大幅な増収を記録し、損益面でも、営業利益が655億円増の4172億円、経常利益は388億円増えた432億円、四半期純利益は296億円増加した306億円となった。
 同日、記者会見に臨んだ中堀公博グループ最高財務責任者(上席執行役員)は、「国内線、国際線ともに好調に推移した旅客事業を着実に取り込んだ。中期経営戦略の初年度として、(第1四半期は)良好なスタートを切ることができた」などと総括。新型コロナパンデミックから、順調に旅客需要が回復してきていることにしっかりと手応えを感じている様相だ。

 

※写真=旅客需要は国際線・国内線ともに好調。第1四半期の業績は好発進だ。一方で国内線のビジネス需要の戻りが遅いほか、貨物事業が想定を下回って推移するなど、先行き不透明な材料も

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