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2023.08.01

WING

JAL、量子コンピューティングの整備計画に着手

 先端技術で最適化、ベテランのノウハウを自動化

日本航空(JAL)は7月31日、最適化計算ソフトウェア開発のスタートアップ企業であるエー・スター・クォンタム(東京都港区、船橋弘路社長)と量子コンピューティング技術などの最適化計算を活用した運航整備計画の最適化アプリケーションを開発することで合意した。量子コンピューティング技術を使った航空会社の取組みは本邦初。
 JALは開発の合意に至った経緯として、運航計画に関する人員の労力を軽減するために取り組むためだとしている。航空機の運航整備計画は、機材の使用状況、整備士の数、整備項目の期限、格納庫の収容数、整備実施空港、整備器材数など、膨大な制約条件を加味して策定している。