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2023.08.02

WING

ANA、DAC技術由来の炭素除去クレジット調達契約

 25年からエ年3万トン分、米1PointFiveと契約

 

 全日本空輸(ANA)は8月1日、米国のエネルギー企業であるオキシデンタル・ペトロリアムの子会社1PointFive(米国テキサス州)との間で、大気中のCO2を直接回収・貯留する直接空気回収技術(DAC)技術由来の炭素除去クレジット調達契約を締結したことを発表した。ANAによれば、DAC由来の炭素除去クレジットを調達した航空会社は、ANAが世界で初めてだという。
 ANAグループでは、2050年カーボンニュートラル実現に向けたトランジション戦略において、4つの戦略的アプローチを用いて脱炭素推進に取り組む方針を示している。そうしたなか、今回契約を締結した1PointFive が手掛けるDACは、トランジション戦略におけるネガティブエミッション技術の一つで、運航上の改善・航空機等の技術革新やSAFの活用等では「削減」しきれない残存排出を「除去」する手段として注目していた。

 

※画像=ANAはDAC技術由来の炭素除去クレジット調達契約を締結(提供:ANA)

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