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2023.08.24

WING

Ansys実施の航空調査、63%の消費者がCO2排出懸念

 選ばれやすい環境配慮の航空、多くの消費者関心

  Ansysは独自に行った「サステナブルな航空」に関する調査で、対象とした米国・英国・フランス・ドイツで6000人超の消費者のうち、大多数の63%が航空機による二酸化炭素排出を懸念しており、より環境に優しい空の旅に料金を支払うと回答した人が65%いたことが分かったと発表した。さらに消費者の約3分の1になる32%が、二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいる航空会社を利用したい考えがあるという。しかし一方で、32%は航空業界がカーボンニュートラルに向けた取組みが十分でないと答えたことが分かった。
 この調査によって、一般消費者の多くが航空会社による環境への取組みに関心を持っているとともに、サステナブルな取組みに積極的な航空会社ほど旅行者に選ばれやすい傾向であることが明らかとなった。航空分野によるサステナブルな取組みは、もはやスタンダードになりつつあるといえる。