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2018.11.09

WING

新明和2四半期決算、各利益が減益に

航空機の民需収益の大幅減など影響

 新明和工業が先頃発表した2018年度第2四半期連結決算は、売上高は増加したものの、営業利益、経常利益、四半期利益とも減益となった。これは費用の増加に加え、航空機セグメントでの民需関連の収益が減少したことなどによるものとしている。
 同期の業績は売上高が前年同期比2.7%増の985億円、営業利益が同27.3%減の40億円、経常利益は同24.8%減の42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同13.3%減の32億円となった。
 このうち航空機セグメントの業績は受注高が前年同期比5.7%増の193億円、売上高が同7.0%増の205億円と伸びたが、営業利益は同60.7%減の6億円と大幅に減少した。防衛省向けは受注が増加し、US-2救難飛行艇も製造作業が進捗したことなどから売上も増加した。一方、民需関連ではビジネスジェット機向け機体部品等受注が増加したものの、主力のボーイング777向け翼胴フェアリングは生産機数が減少したことなどから、受注は増加し、売上は減少している。