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米、日本に最大50発のJASSM-ER売却承認
米国防安全保障協力局(DSCA)は8月28日(ワシントン現地時間)、日本政府に対し、ロッキード・マーティンが製造する「JASSM-ER」(JASSM-ER/AGM-158B)50発分、さらに関連装備品を対外有償軍事援助(FMS)で売却することを承認する決定を下したことを発表した。米国防安全保障協力局は同日、売却承認を議会に通知するため、必要な証明書を提出した。
今回の契約はミサイルのみならず、関連する装備品や付帯サービスを含め、推定1億400万ドルの契約となるという。今回の承認は最大でもわずか50発分ということで、継戦能力を鑑みれば、日本としては今後追加調達していくことが予想されそうだ。
同局は「F-15Jに限定されず、航空自衛隊が運用する戦闘機に搭載するための先進的な長距離攻撃システムを通じてスタンドオフ能力を提供することで、現在および将来の脅威に対応する日本の安全保障能力を向上することに繋がる」との見方を示しており、F-15Jへの搭載はもとより、F-35への搭載を視野に入れている様相だ。