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2023.09.04

WING

統幕、24年度1180億円要求、常設統合司令部整備

 105億円で既存施設改修、統合指揮ソフト整備

 統合幕僚監部の2024(令和6)年度概算要求額は、前年度予算額よりも356億7300万円増の1180億7100万円となった。物件費がそのうち1033億9300万円であり、契約ベースにすると1646億円になるとした。防衛力の抜本的強化を果たすため、自衛隊の統合業務として各種事態へシームレスに即応して任務を完遂させ、抑止力・対処力強化を強化する統合運用態勢を確立させる。省庁間連携の強化に取り組むとともに、日米同盟の抑止力・対処力強化、同志国との連携強化に力を入れる。
 中でも特に重要な事業となるのが、統合運用態勢強化のための「常設統合司令部(仮称)」の創設だ。次年度末に市ヶ谷へ設置して、当初は240人規模の組織として、陸・海・空など自衛隊の各種実働部隊を指揮する。そのため105億円を要求して、司令部に必要な執務室や宿舎などを整備するための経費を要求する。

※この記事の概要
・常設統合司令部はどんなものに?
・スタンドオフ防衛能力強化で新規215億円 

・宇宙、サイバー、電磁波等の領域横断作戦強化  など