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2018.11.09

ウイングトラベル

9月旅行収支、黒字額が18カ月ぶりに縮小

上期伸び率20%台に鈍化、自然災害影響

 財務省が発表した国際収支状況によると、9月の旅行収支は前年同月比4.2%減、50億円減の1145億円の黒字となり、昨年3月以来18カ月ぶりに黒字額が減少、2018年度上期(4-9月)旅行収支は前年同期比26.9%増、2412億円増の1兆1374億円の黒字となり、伸び率は20%台にまで鈍化した。関西を中心に西日本を襲った台風21号、北海道胆振東部地震などの自然災害により関西空港と新千歳空港が閉鎖、関西、北海道の訪日旅行がアジアを中心とした旅行キャンセルの影響が旅行収支にも反映された。
 日本政府観光局(JNTO)によると、9月の訪日外国人旅行者数は5.3%減の215万9600人、出国日本人数は0.5%増の163万人。訪日旅行者数は2013年1月以来、5年8カ月ぶりにマイナスを記録した。
 また、JNTOの資料から財務省が算出した4-9月の訪日外国人旅行者数は8.1%増の1584万9841人、出国日本人数は5.7%増の938万3552人。

 

※旅行収支の月別推移