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2023.09.05

WING

携行式多目的ミサイル「ジャベリン」、その生産を倍増へ

 26年までに年産3960発、揺らぐ安全保障で需要拡大
 
 ロッキード・マーティンやレイセオンらで形成し、携行式多目的ミサイル「FGM-148ジャベリン」を開発・生産する「ジャベリン・ジョイント・ベンチャー」は、「ジャベリン」の生産を大幅に拡大する。現在年間2100発を生産している「ジャベリン」を、2026年までに年産3960発と、その生産能力を倍増する方針を固めた。
 「ジャベリン」はアリゾナ州ツーソンにあるレイセオンの施設と、フロリダ州オーランドにあるロッキード・マーティンの施設を活用し、「ジャベリン・ジョイント・ベンチャー」(JJV)を通じて開発・製造されている。現在までに5万発以上の「ジャベリン」を生産しており、1万2000発以上の再使用可能なコマンド・ローンチ・ユニットを製造。「ジャベリン」は2050年まで米国の兵器庫に残ると予想されている。

※この記事の概要
欧州でとくに需要高い傾向
 インド太平洋、アフリカ・中東でも人気