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2023.09.05

WING

バーティカルエアロ、事故はプロペラの欠陥

 再設計で改善済み、認証計画に変更なし

 eVTOLの開発を進めるバーティカル・エアロスペースは去る8月9日に英国コッツウォルド空港で「VX4」プロトタイプ機が、無人の遠隔操縦飛行中に墜落した事故について、その予備調査が完了し、根本的な原因がプロペラの欠陥にあったことを突き止めたことを明らかにした。その上で、現段階で認証スケジュールに変更は無いとして、高度化したプロトタイプ機を製造し、2024年初頭に飛行を開始する予定にあるとした。
 この事故は7月に遠隔推力飛行試験キャンペーンの終了後、無搭乗飛行試験を継続するなかで発生したもの。とくに、事故発生時には想定運用条件外で航空機がどのような性能を発揮するか、理解を深めるために試験を実施していた。

※この記事の概要
・2機目のプロトタイプが生産ラインに
・3機目の製造・飛行計画も  など