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2023.09.05

WING

仏タレス、対ドローン用に可搬性優れた「GO20MM」

 2名・5分で展開、3次元的に前線部隊を脅威から防御

 いわずもがな戦場で制空権を確保することは、軍事作戦を優位に展開する上で重要な鍵となる。あるいは、そこが戦場となる前であっても、ドローン、弾道ミサイル、そして極超音速ミサイルなど、多様化する脅威に対抗し得る備えが必要であることは言うまでもない。
 そうしたなか仏航空宇宙・防衛大手のタレスは、防空・警戒・監視システム・インテグレーターとして、早期発見・識別・無力化に至るソリューションを提供中だ。タレスは、どのようなミッションであっても、同社が開発したモジュール式/カスタマイズしたシステムとソリューションによって、空域を守ることができるようにする。
 タレスの統合防空システム(IADS)は、戦闘機と地上の防空システムを組み合わせたソリューションだ。同社が生み出した「ForceSHIELD」というソリューションは、DETECT(探知)、COORDINATE(連携)、ENGAGE(交戦)、NUTRALISE(無力化)のための適切なコンポーネントを提供するものだという。
 このソリューションの下では、現在および将来の脅威に対応するほか、相互運用可能性を確保する。空中の様々な脅威を検知および追跡できる幅広いセンサーを備え、このなかには例えば「Ground Master 200」(GM200)などといったソリューションを提供している。