記事検索はこちらで→
2023.09.06

WING

IATA、メキシコシティ空港発着枠削減決定に異議

 一方的な政府決定、国際基準を逸脱と批判

 国際航空運送協会(IATA)は、メキシコシティ国際空港(AICM)の発着枠を1時間当たり43便へと削減するメキシコ政府の決定を「拒否する」とし、異議を申し立てた。その上で、IATAはメキシコ当局に対し、代替措置を模索するよう要求。航空機の運航やネットワーク、さらにはメキシコ国内の観光業や国際競争力に大きな影響を及ぼすと警鐘を鳴らした。
 メキシコの連邦民間航空庁(AFAC)は、メキシコシティ空港が飽和状態にあるなどとして、10月29日にスタートする冬ダイヤから当面の間の措置として、単位時間当たりの発着容量を43便に削減することを公示していた。