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ボーイングとサフランのAPU合弁事業が認証取得
社名等未定もサンディエゴで設計作業開始へ
ボーイングとサフランは11月9日、両者の合弁事業が法的な承認を得たことを明らかにした。これにより両者は共同で航空機用APU(補助動力装置)の設計、製造、サービス開始が可能となった。両者は50%ずつの株式を保有することにしており、設立チームが米国サンディエゴで新しいAPUの設計作業を開始する。一方、社名や本社及び製造・サービス施設の所在地については、後日あらためて発表する。
航空機用APUでは現在、ハネウェルが圧倒的なシェアを占めている。ボーイングとサフランはともに過去にAPUの製造経験があり、今回はボーイングが顧客や航空機に関する知見を、サフランが複合的な推進装置の設計、製造経験を持ち寄り、新たなAPUを開発していく方針だ。