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スカイマーク、法定アルコール検査未実施で行政処分
行政指導で改善図るなかで法定検査実施せず
国土交通省航空局は9月5日、スカイマークに対して厳重注意処分を行ったことを発表した。この問題は去る6月19日、福岡空港においてスカイマークの確認主任者(整備士)が、運航前整備作業開始前の法定アルコール検査を実施せず、整備作業に従事したケースが発生したもの。スカイマークは同日、航空局に報告した。
スカイマークは昨年12月25日、長崎空港において整備従事者が酒気帯びで整備業務を実施する事案が発生。今年2月7日には航空局から業務改善勧告などの行政指導を受け、当該行政指導に対する報告を2月24日に提出していた。
スカイマークの洞駿社長は今回の事案発生を受けて、「お客様、ご関係の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びする」とし、「当社は本事案に関する行政指導を重く受け止め、再発防止に向けた取り組みを確実に実施し、お客様、ご関係の皆様からの信頼回復に努める」とした。
※この記事の概要
・出社前の社内検査は実施も法定検査せず
・原因究明と再発防止策提出へ など