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米陸軍が初のシコルスキー選択無人ヘリ搭乗
DARPAと共同、自動化ソフトの実証進める
シコルスキーは先頃、米陸軍のパイロットが初めて、同社の選択式無人ヘリコプター(OPV)を制御するため管理的自動化の訓練を行ったと発表した。これはシコルスキーとDARPA(国防高等研究計画局)が開発した技術の実証のための一連の試験の一環である。SARA(Sikorsky Autonomy Research Aicraft)と呼ばれるS-76B商用ヘリコプターをOPV化した試験機をシコルスキー社以外のパイロットが操縦したのはこれが初めて。
SARAは既に300時間以上の自動飛行を行っており、DARPAのALIAS(Aircrew Labor In-Cockpit Automation System)プログラムのフェーズ3の一部として先進技術の開発のための実証に成功している。
※写真=初めて陸軍パイロットも搭乗したシコルスキー社のSARA実験機(提供:シコルスキー)