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2023.09.07

WING

世界の航空旅客市場、7月の需要は前年比26.2%増

 ウォルシュ事務局長、「今後も回復継続に自信」

 国際航空運送協会(IATA)は9月6日(ジュネーブ現地時間)、7月の航空旅客市場データを発表した。それによれば、7月も引き続き新型コロナパンデミックからの回復の勢いが継続したことを明かした。旅客需要を表すRPKは、対前年同月比26.2%増加したほか、座席供給量を表すASKの値もコロナ前の95.6%水準までに回復が進んだ。
  ちなみに、国際線のRPKは前年同月比29.6%増、ASKも28.9%増と回復が進行。国内線もRPKが21.5%増、ASKは16.7%増となるなど、国際線・国内線の双方で回復傾向が継続した。
 IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は「7月の一カ月間、満席状態だった」と航空各社の便が予約で埋まっていたことに触れつつ、「重要なことは、旅行者は引き続き航空旅行に対して高い意欲を示していること。我々には回復が今後も継続することを楽観視する十分な理由がある」と話すなど、今後も旅客需要の回復がさらに継続していくとの見通しを示した。