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2023.09.19

WING

三菱重工業、月周回ステーションの生命維持技術開発

 日印月極域探査ローバ開発や「ゲートウェイ補給機」検討に貢献

 三菱重工業は9月14日、米航空宇宙局(NASA)の国際宇宙探査プログラム「アルテミス計画」において拠点となる月周回宇宙ステーション「ゲートウェイ」の国際居住棟の環境制御・生命維持技術(ECLSS)の開発に乗り出すほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とインド宇宙機関(ISRO)が協働する月極域探査ミッション「LUPEX」における探査ローバ開発やトヨタ自動車が開発を進めている有人与圧ローバ開発に向けた検討にも協力することを発表した。さらに、「ゲートウェイ」への物資補給を担うべく、「ゲートウェイ補給機」の検討を支援する。

※写真=月極域探査ローバの試作車(提供:三菱重工業)

※この記事の概要
・将来の月面や火星居住に不可欠なECLSS
 「きぼう」や「こうのとり」技術活かし開発
・日印協働月探査で水や月面データ取得ローバ開発
 トヨタの有人与圧ローバ開発にも貢献へ
「こうのとり」から進化する補給機   など