木原防衛大臣、日米同盟強化へ訪米に意欲

　拡大抑止強化など推進、豪英との関係強化も注力

　木原稔防衛大臣は9月15日、防衛大臣就任後初の閣議後会見で同盟国である米国への訪問に前のめりの姿勢を示して「日米同盟を一層強化していく上で極めて重要」だと強調した。現時点で訪米の具体的な計画は決まっていないものの、厳しさを増す日本周辺の安全保障環境を考えれば、カウンターパートであるロイド・オースティン国防長官と対面の直接会談が必要だとした。
　木原大臣は、日米同盟が日本の安全保障政策の基軸であり、今後同盟による抑止力・対処力のさらなる強化が重要だとの考えを示し、今後とも日本政府では抜本的な防衛力強化を進めつつ「宇宙・サイバーを含む領域横断作戦や反撃能力をはじめとする様々な分野で協力を進め、拡大抑止の強化に向けた議論も進めていきたい」と説明した。

※写真＝会見に臨む木原防衛大臣（提供:防衛省）

※この記事の概要
・自衛隊使用できる空港・港湾整備へ調整
・陸自第8師団ヘリ事故に改めて哀悼　など